アルミ多用単発輪ゴム銃(その1)

輪ゴム銃射撃の競技会でいつも悩ましいのが、湿度による木材の狂いです。
普段は銃の素材として主にアガチス、スギ、ヒノキ等の木材を使っておりますので、雨天の湿気、空調での乾燥など、湿度変化の影響によりパーツに狂いが出てしまいます。
ひどいと、競技中に(銃を握り続けているだけで)トリガーが渋くなったり、レーザー照準にずれが生じてしまうといった有様です。


というわけで、今回の製作課題は「メイン素材を金属とした輪ゴム銃」です。
ゆるい目標として「発射、照準に関わる場所に木材を使わない」を掲げました。
金属素材は、素人でも加工しやすいアルミニウムを使っていきます。
フルメタルにするつもりはなく、グリップ等の手に当たる部分などは木材を用います。
銃身にアルミを使った輪ゴム銃なら何作かやっていますが複雑な加工は大変。
強度が不要な場所には合成樹脂(湿度の影響を受けにくく入手が容易なPVC,ABSなど)も使うことにします。


銃の構造は基本的に現在の静標的競技(フライシュート/マッチボックス)用のものと同じ
・銃身 上面滑走構造/銃身長250mm
・発射機構 瞬間解放方式・単発
・復帰方式 磁力復帰(重力復帰+磁石によるホームポジションへの強制復帰)
・その他 レーザー標準装備


(本件の一連の記事は、製作記録にの日付にしたがって日を遡って記載しています)