9連射強制滑射式輪ゴム銃

dungeon-master2008-09-20

可動パーツは1個だけという条件で作成した9連発輪ゴム銃です。
木材は蝦夷松天削割箸と、桧の木っ端を使用。
蝦夷松天削は、木目がいいので割箸銃の装飾用に使おうと思って買い置きしていた素材でしたが、小判割箸が品切れだったので、代用としてメインに使います。
しかし、銃のパーツを切り出し始めてから気がついたのですが、もともとの切削のばらつきが大きいようで、いまいち精度が出ていません。
可動部分にかかわるところでは使わないほうがよさそう。

↓内部構造

可動パーツは、トリガーパーツ(トリガーとリリーサーが一体)のみです。
リリーサー先端部分は長靴のような形になっています。
弾ゴムは踵にあたる部分でひっかけるようにしてリリースします。
トリガーパーツの動きは回転(揺動)とスライドになります。
スライドガイドと兼用の回転軸はトリガーの下端にあるピンです。
ピンが移動するガイド溝は、トリガーガードの内側に切ってあります。
(写真はピンがガイド溝から外れた状態です)
ホールドフックを縦に並べたためトリガーパーツの可動範囲が大きくなり、ボディフレームの高さが必要になっています。


↓リリーサーの状態。左:9発装填、右:残り1発。

弾ゴムは、鋸歯式ホールドフックにかけられています。
残弾数9発のときリリーサーは一番上の輪ゴムに引っかかっています。
トリガーを引くとリリーサーが輪ゴムを1本、ホールドフックからリリースします。
外れた輪ゴムはリリーサーの先端を滑り、発射されます。
フリーになったリリーサーは、トリガースプリングの力で下方向に移動し、次弾の輪ゴムに引っかかります。


↓2mからの集弾状況。

いまいちですねー。マッチボックスも危うい。


装填弾数9発、適合弾:共和オーバンド・カラーバンド#16
全長310mm、銃身長293mm(輪ゴムの装填長は307mm〜337mm)