割箸ゴム銃・精度向上

dungeon-master2008-07-12

ピン瞬間引込み式の割箸ゴム銃、先月の試作品1号のあともう一つ作ったけど、シアの位置が悪くてトリガープルが重すぎ、剛性重視で側板を接着固定したためメンテナンス性が悪かったり…と良くありませんでした。
試行錯誤しつつこれが3個目。良好な結果を得られました。


今回、一つ目のポイントは、マズル先端に取り付けた赤いワイヤーの枠。

このワイヤー枠は、照準器、ホールドグルーブのガードと、装弾ガイドの役割を持つ、一石三鳥の重要なパーツです。
上面滑走構造はマズル側に照星を付けることが困難でしたが、ワイヤー枠の2つの基準点で、照準点を作っています。
枠の基準点1(黒点)から下ろした垂線と、基準点2(黄色いゴム)から水平に伸ばした線の交点が照準点。
狙いを付けるときは、トリガーフック先端とターゲットが重なるように銃を構え、真上真横に基準点が来るようにします。


もう1つのポイントは、メンテナンス性を高めるために、側面を完全に開放できるようにしたこと。
これで、すべての可動パーツを直接触れます。
実は、反対側の側板も剥がせて、バレル、側板2枚、トリガーガード、グリップ、可動パーツに分解できます。全部ピン留め。
留めるピン、回転軸、ホールドグルーブ、ホールドフックはゼムクリップ0番(直径約1.5mm)を切ったものを使いました。
可動部は、写真右側にあるようにトリガー、シア、可動ストッパー、ホールドフックの構成。
基本的な動作は試作1号から変わっていません。

シアと可動ストッパーの軸の位置が重要で、図面上で大まかに決めましたが、やはり最終的には現物合わせです。


さて、命中精度は写真にて示すとおり。距離2mから手持ちで5発撃ったところ。
手持ちでの精度とは思えないくらい集弾しています。ほとんど本体固定時に近いくらいです。


ちなみにターゲットに使っているのは、キャンドゥで買ったソフトな材質の人工芝です。色も良い(濃い焦げ茶)。
連結用の穴に紐をつけてぶら下げることもできます。
この大きさの人工芝が4個連結された状態(30cm四方)で1枚として売られています。もちろん100円。
緑の固い人工芝は、固い、緑のカラーゴムが見難い、サイズが大きい、裏のイボイボが邪魔、という点が気になっていましたが、全部解決。