輪ゴム銃作成

dungeon-master2007-11-25

回転翼式の連射輪ゴム銃。フル装填で8連射。構想半年、製作期間延べ2ヶ月。一応形になりました。
写真の上が組み上げた状態。下の枠内が組み立てる前のパーツ。
故障時の交換や、メンテナンスを容易にするために、可動部分はすべて分離できるようにしています。


この銃の連射の仕組みは前回作ったものに近いです。
トリガー部分の先端が回転翼を押し込むことで、回転翼がストッパーから外れ、弾ゴムの力で回転。
次の回転翼先端がトリガー部分先端に引っかかって止まり、その間に1発発射されます。
確実に一発ずつの発射を行うためには回転翼の回転を1翼ずつ進める必要がありますが、この方式では
回転翼の前後移動を使うことで、トリガー側の仕組みをシンプルにして扱いやすくしています。
今回は8枚羽にしてみました。(羽根の数が多い=一段の角度が小さい方が、発射ショックも小さい)


前作との違いは回転翼の取り付け場所と、バレル自体が約5mm後退(リコイル)するところです。
(バレルの後退といっても発射の反動によるものではないので、実銃のリコイルとは異なります)
前作では回転翼はスライドボックスに取り付けられ、バレルとは独立してスライドしたので、発射時に
弾ゴムを引き伸ばす動作が発生し、トリガーの重さが弾ゴムの残数で変わってしまう問題がありました。
本作では、バレルの後端にある回転翼がバレル本体と一緒にスライドするため、発射時に弾ゴムを伸ばす
ような動作が不要となり、残弾数によらずトリガープルは一定の重さになります。
オーバー装填で12連射。(それ以上装填すると、回転翼を回す力が大きくなってバーストします。)


この方式、不用意にバレルを後退させると装填した弾ゴムがバーストしてしまう欠点がありますので、
安全のため、トリガーがホームにあるときはストッパーが掛かりバレルを引けないようにしています。
トリガーを軽く引くとトリガーストッパーが外れて、バレルとトリガー部分の後退が可能になります。
その状態でさらに引くと、トリガー部分先端が回転翼に到達。そのまま引ききると一発発射です。
弾ゴムをローディングするときも、バレルをスライドさせる必要があるので、トリガーストッパーを
外した状態にしなければなりません。
(トリガーを軽く引いた状態でもOKですが、誤発射の可能性があるので、一工夫必要。)


材質:
角材はヒノキ、板材はアガチスとMDFボード。回転翼は低発泡塩ビ。
トリガースライドの支持ピンと、回転翼の軸には4.5mm径×15mmの組ネジを使用。
ホールドグルーブには軟鉄棒。


あと、ノーズとグリップを整形し、トリガーガード、セーフティ、ローディング補助ボタンを追加。
命中精度の調整はその後。