AVATARみてきた

せっかくの3Dなので、スクリーンの真正面、ど真ん中の席で見てきました。
いやー、確かに映像はきれいでした。
といっても、いつかどこかで見たような感じです。
メカやパンドラの生物のデザインはゲームそのまんまですし、主人公が翼竜に乗る試練のところは、
昔読んだあろひろしの漫画を思い出しました。


ストーリー的には、鬼大佐との決闘や、主人公が翼竜を乗り換えるところなんかは予想通りで、
先が読めまくりでした。その分、消化不良には陥らなかったです。
ただ、主人公の同僚ノームの消息が不明。
終戦でノームは戦線離脱(たしかリンク装置から脱落)するはずだけど、その後どこ行った?
鬼大佐とアバター主人公の決闘で、リンク装置が積まれているコンテナに穴が開いて、
有害なパンドラ大気が流れ込んできたはずだけど、ノームはこのときどこに隠れていたんだろう。
最後に地球人が撤収するときにはアバターノームで写っていた気がしたので無事だったのかな?


3Dに関しては、博士の持っている表示デバイスを傾けると、写っている立体映像も回ったりして、
おもしろかった。
瑣末ですがシャトルかなにかのコクピットのシーンは不満。
オーバーヘッドディスプレイの映像が、表示デバイスにべったり平面で張り付いているのがオカシイ。
計器類の映像なので平面でも問題はないのだけど、その結像される位置はパイロットの目の焦点に
合うように遠方に設定されるはず。
立体映像の中で、本来擬似的に立体的に位置するはずの映像が立体的ではないという違和感。


この映画、全編を通してCGキグルミ装置を身に着けて撮影するという壮大な実験映画な気がします。
タイトルも、映画の中のAVATARという生体装置を指すと同時に、映画製作上の役者の化身(AVATAR
という意味もあるんでしょうね。