活性炭で電池

川崎市青少年科学館の「わくわく!科学実験教室」という催しを見てきました。
長男が参加するのでついていっただけですが、けっこう面白かったです。


ほとんどキッチンにある材料で電池ができます。
テーブルに用意されていたものは、ペーパータオル、食塩、アルミホイル、水、そして活性炭。
活性炭は冷蔵庫の匂い取りを分解して取り出したもののようです。
この他に、プラスチックの箱とコップ、電池ができたことを確かめるモーターなどが配られました。


教室での作り方とは違いますが、簡単に作り方を書くと…
1、まず、飽和食塩水を作ります。
大匙3杯くらいの塩をコップに入れ、コップ半分くらいの水を注ぎ、よくかき混ぜて溶かします。
2、箱にアルミホイルを敷いて、その上にペーパータオルを敷き、食塩水を撒きます。
3、その上に活性炭を撒いて、食塩水を掛けて湿らせます。
4、更にその上にアルミホイルを敷いて、1セルできあがり。
5、電圧を高めるためには、更にペーパータオル+塩水、活性炭+塩水、アルミホイルの層を重ねます。


教室では、1つの容器に3セル積層したものを作りました。これで1人分。
この構造の場合、一番下のアルミホイルがマイナス極、一番上のがプラス極となるようです。
モーターをつなげて上から電池をぎゅっと押さえつけると、モーターが回りました。
次に、ICオルゴール。音がフニャフニャしますが聞こえます。
その次はLED。点きません。
白色LEDとのことなので、3.6Vくらい無いとだめです。
電池の内部抵抗が高いせいなのか、3人分の電池をつないでやっと点きました。


しばらく、モーターを回したり遊んでいましたが、だんだん電池が弱くなってきます。
タオルをめくってみると、内部のアルミホイルがボロボロ。
電気を起こすとき、食塩水にマイナス側のアルミが溶けるとのことです。


活性炭電池で電気が起きる仕組みは、http://chemcon.chemistry.or.jp/2003/explanation.htm
が詳しいようです。
というか、まだよくわかっていない部分があると。